【読書記録】みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門(古賀史健さん)

 

今までもこれからも文章を書く機会ってたくさんあるのに、文章の書き方ってあまり勉強したことない。 いつか勉強したいなとぼやっと思ってはいたけど、勉強したらしたで「文章の書き方」にこだわってまた文章が書けなくなるのでは、自然に思いつくままに書いた方がいいんじゃないかと言い訳して勉強しないできた。

そこでたまたまKindleのおすすめに出てきたのがこの本。Unlimited(定額読み放題)だったので、読んでみた。

以前読んだ「読みたいことを書けばいい」は、文章を書くときのキモチに重点をおいているように感じたが、この本は読みやすい文章にするための方法や、文章の構成について学ぶことができた。  

備忘録

① 想定読者を特定の「あの人」か過去の自分にする

想定読者をはっきりさせないとブレる。  

② 文章を書く目的は読者を動かすこと。

他者のこころを動かし、考えを動かし、ひいては行動までも動かしてしまう。

しかし、それがストレートすぎると読者は反発する。反発を避けるには、文章が論理的である必要がある。  

③ 論理的な文章のポイントは接続詞

二つの文章の間にどんな接続詞が入るのかを意識して書くと、読者がまいごになりにくい。  

④ 起承転結→起転承結にする

4コママンガは典型的な起承転結。ポイントは「転」。そこで読者を「ええ!そうなるの?!」と思わせる。

しかし、これをビジネス文書や小論文でやってしまうと、読者を混乱させてしまうので×。  

おすすめは、

起:主張と真逆の一般論 転:主張(仮説) 承:理由と事実 結:結論(まとめ)

自分の主張は「転」。まずそこを決める。そしてその前に「起」となる一般論。この一般論に異論を唱える主張をすることで、読者を引き込む効果がある。  

⑤ 野菜ジュース的な文章は読みづらい

あれもこれも書くのではなく、話のキモとなる部分を見いだし、余計なところを引き算する。シンプルな、ストレートジュースのような文章の方が読みやすい。  

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