(あまり考えたくないことですが、)夫に何かあった場合に備えて、なにか保険に入っていますか?
実は、夫が死亡した場合、残された家族は国から遺族年金などをもらうことができます。しかし、わが家はちょっと前まで遺族年金についてよくわかっていなかったので、夫のもしもの場合に備えて必要以上の生命保険に入っていました。
先日遺族年金について学んだので、子どもが2人いる我が家の場合、夫に何かあったときにいくら、そしていつまでお金がもらえるのかをまとめました。
わが家の状況
家族構成と公的年金加入状況
・夫
会社員なので、第2号被保険者
→基礎年金(国民年金)+厚生年金に加入。
・私
現在は専業主婦なので、第3号被保険者
→基礎年金(国民年金)に加入。
・娘(3歳)
・息子(0歳)
遺族年金~わが家の場合~
※ 金額は令和2年の場合です。また、1000円以下は切り捨てて表示しています。
※ 黄色は基礎年金、緑色は厚生年金です。
※ 老齢年金は65歳から支給される年金です。たぶん年金と聞いて一番にイメージするやつ。
Aの期間について
・遺族基礎年金の遺族の範囲:「死亡した人に生計を維持されていた子のある配偶者 または子」
→わが家の場合、私(妻)・娘・息子です。ちなみに、子は18歳到達年度の3月31日まで。
・遺族基礎年金額:約78万円。子の加算は2人目まで約22万円、3人目以降7万円。
→わが家の場合、娘が18歳になるまでは 78万+22万+22万=122万円
(図では123万円になっています。1000円以下切り捨てた都合で誤差がでちゃいました)
・遺族厚生年金額は平均標準報酬月額によって変わります。オリックス生命保険のシュミレーションがわかりやすかったので、気になる方はみてみてください。→オリックス生命保険HP
Bの期間について
・上の娘が18歳になったので、子の加算から外れます。
→よって、わが家の遺族基礎年金は78万円+22万円=100万円
Cの期間について
・子どもが2人とも18歳をこえるので、遺族基礎年金が支給されなくなります。
・代わりに、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算がつきます。
→わが家の場合、遺族基礎年金が受けられなくなる(=子が18歳をこえる)ときに、私も40歳以上になっているために支給されます。この加算は65歳まで。
Dの期間について
・65歳以降は、自分の老齢年金を受給することになります。
→私の場合、出産前まで公務員(2号被保険者)だったので、老齢基礎年金もほんの少しは支給されます。この場合、老齢基礎年金と老齢厚生年金は全額支給され、遺族厚生年金は老齢厚生年金に相当する額の支給が停止されます。
まとめ
・夫にもしものことがおきたら、遺族年金がもらえる。
・もらえる額は、子どもの人数や年齢、自分(妻)の年齢によって変わる。(夫が自営業の場合も変わります。わが家は夫が自営業になる可能性もあるので、いつか試算してまとめます。たぶん。笑)
・夫の生命保険を検討するときは、遺族年金がいくらもらえるのか確認すべし。
参考にしたもの
FPの学校3級 きほんテキスト
FP技能検定の勉強をするために購入しました。シンプルで勉強しやすかったです。
遺族年金についてはp61~64です。
オリックス生命保険 ピッタリ保険ナビ
オリックス生命保険のHPです。遺族基礎年金+遺族厚生年金の具体的な金額がかいてあります。
HP:https://www.orixlife.co.jp/guide/navi/survivors_pension.html
※上記を参考に遺族年金の額などを計算しました。なにかお気づきの点がありましたらご連絡いただけると嬉しいです。