1年ほど前のことなのですが、夫に太陽光発電の投資をしないかと提案されました。
よく戸建ての屋根に太陽光発電の設備をのせている家をみるけど、それじゃなくて、安い土地を買ってそこに設備をたてる形式のやつ。
土地も買うし、設備も高いし、管理もしてもらうしで、数千万円という高額なローンを組んで取り組む投資です。
借金、数千万円。笑
太陽光発電した電力を売ることで収入は得られるけど、
数千万円のローンを組むので、月々の返済もある。
いろんなやり方があるけど、うちがやろうとしてたのは毎月のキャッシュフロー(手元に残る金額)が確か2万円くらいになるようなプランです。
夫が太陽光発電関係の本を読んで勉強したり、太陽光発電の会社に行って相談してきてくれていろいろ教えてもらったので、まあ借金はいいんじゃなーい?って感じにはなりました。
でも、なーんだかもやもやして前向きになれなかった。太陽光発電の投資なんて、不労所得だし、「太陽光」っていうエコなイメージもあるのにね、この1年間ずーっともやもやしてた。
でも、この前このもやもやの原因がわかったの!
Twitterでね、広大な土地に太陽光発電の設備がびっっっっっっしりと設置されたひどい景観の写真が拡散されていたの。そうか、自分たちがやろうとしていたのは、響きはエコだけど、景観を壊す行為だったなあと気づいた。
そういえば、田舎の方にドライブに行くと、ひらけた風景の中にいきなり無機質ででっかい太陽光発電の設備が出てきたりして、見苦しくて残念な気持ちになる。これを、自分たちも作ろうとしていたのだ。
こういうの、中学校の授業で扱いたかったな。
火力発電だと資源がたりなくなるし地球を汚す、原子力発電は効率的だけど危ない。
一方で、自然を活用する発電はいいぞ!みたいなイメージがあるけど、それって本当?みたいなね。
教師が答えを用意するのではなく、こどもに考えさせる。こんなの大人の専門家だって(一人ひとり意見はあるだろうけど)答えが出てないんだから。こどもには考えるきっかけを与えるだけでも十分だと思う。
発電の方法はこんなのがあってー、それぞれのメリットとデメリットはこうでーって、知識を提供するだけの授業をしてたら、たぶん、「太陽光発電?エコだねえいいねえ」で終わってるよねー。
太陽光とかエコとかっていう一見よさげな言葉にひっかかってはいけないね。
そして、こういう太陽光発電とかに個人とか企業とかが取り組んだら、きっと自分の利益のために無秩序に設置されて、至るところの景観が壊れそう。(すでに壊れてるか。)
ある程度国が管理したほうがいいのではー?と思った。資本主義の国としては難しいのかな。
ちなみに、わが家でやろうとした太陽光発電は、世帯年収が少なくてローンが組めず、お蔵入り案件となりました。笑