普通の専業主婦の私がFP3級を勉強した理由。

先日、ファイナンシャル・プランニング技能検定（３級FP技能検定）を受けてきました。

以前より体系的にお金の勉強をしたいと思っていて、でもなかなかやる気が出なかったので、思い切って検定料を払って勉強のモチベーションにすることにしました。

なので、私がFP技能検定の勉強をしたのは資格が欲しかったからではなく、ただお金の勉強がしたかったからです。そのため、合格ラインは60％ですが、90％以上を目標に勉強しました。

では、なぜ普通の専業主婦である私がお金の勉強がしたかったかというと、理由は３つ。今日はこれをまとめます。

お金に関する知識がないことによって損をしたり、情報に振り回されたくない

以前、保険屋さんに相談したときに、すすめられるがままに必要以上の契約をしてしまったことがあります。

保険屋さんもうまいんです。「旦那さまにもしものことがあったら毎月いくらくらい必要だと思う？」「じゃあ保険金額はこのくらい必要ですよね」って感じ。いくら欲しいかこっちに言わせる。笑

何が悔しいかって、遺族年金については教えてもらえなかったんです。
（遺族年金：死亡したときに、子のいる配偶者に支払われる年金。）

国から遺族年金が支払われることを知っていたら、こんな高い保険金額は必要なかった。知らなかった自分が悪い。

でも、すごくいい勉強になりました。国の社会保険制度について、知らないと損をするってわかったから。

あと、何かあったときに国が助けてくれる制度があるって気づけた。これもすごく大きな学びです。

人間って、不安があるとお金を払いがちらしいです。もし病気になったらどうしよう→医療保険　とかね。こういうのを不安商法って言っている人もいます。

でも、そういう「もしも」の不安のためにすぐにお金を出すのではなく、「もしも」のときに助けてくれる公的な制度があるかもしれない。まずはそちらを学ぶべきだと気づきました。

（ちなみに、この保険金額が高い保険は見直しました。いい勉強料だったと思うことにしますちくしょう。）

１年半ほど前、不動産投資を始めた関係で、個人事業主になりました。

青色申告とかよくわからないので、去年簿記３級をとりましたが、結局税金についてはわからないまま。「ケイヒでオトス」とか「ジギョウショトク」とかなんの呪文？って感じだったので、税金の勉強をしなきゃなあと思っていました。

他にも不動産投資や個人事業主についての本を読み漁ったけど、基礎がなってないから不安は消えず。そこで、お金について広く浅く学べそうなFPの試験を知りました。

（ちなみにFPの勉強をしてやっとわかったけど、幸い（？）不動産所得が少ないので税金を払ったり青色申告書を出したりする必要がないことがわかった。よかった。）

あと、教員をしてたときに自分の給与明細もちゃんとわかっていませんでした。恥ずかしながら。サラリーマンの方たち、みんなわかるの？

よくお金のことって「学校で教えてくれない」って言われるけど、お金のこと教えられる先生がいないんじゃないかな。先生だって、お金のこと教えてもらってないもん。

え、先生だったら知ってて当然？そうですかそうですか・・・。

上の子を妊娠する直前に仕事をやめてしまったので、お金の不安があって勉強を始めました。といっても、簿記とか税金とかではなく、いろんな人の本を読んで、お金の価値観について学ぶ、という感じかな。

そしたら、知らなかったことがわっさわっさ出てきた。一般的に「こうだよね」って常識になっていることが、お金もちからしたらありえない！ってこともたくさん。

こういうお金の価値観を子どもたちに伝えたいって思ったんです。自分の子どもたちにはもちろん、学校のこどもたちにも。（これ、ちょっと恥ずかしくてずっと誰にも言えなかった、私の野望。）

そのためには、お金の「考え方」だけでは不十分。というか、自信もって教えられない。だから、とりあえず浅くてもいいから、広く、体系的に学んでみたいと思ったんです。

何の資格もないのに「教えたい」って言ったって、ちょっと信用ないしね。

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と、いろいろ書きましたが、やっぱり一番は、学ぶことによって、不安が減り、無駄な出費が減ると思うから　です。

今、ものすごい量の広告にさらされて生活しています。もう、誰かにコントロールされてるんじゃないかって思うくらい。（流行色だって、２年前に会議で決められるらしいよ！）

私は、情報や常識（と思われるもの）に振り回されず、自分の考えで物事を選択できるようになりたい。だから、これからもいろいろ勉強します。

とりあえず、来年１月にFP２級とるぞ～！（モチベーションは検定だのみ）　

※追記
2021年１月のFP２級検定、合格しました＾＾！やった〜！