上の子(3歳)が生まれた時に買った「Baby in Car」のステッカー、だいぶ色褪せてきたので捨てました。まだ下の子が0歳だから買い替えてもよかったんだけど、つけることをやめました。
あれって、なんのためにあるんでしょう?子どもが生まれたらつけるもの、っていうそれだけの認識でつけていたんだけれど、買い換えるか捨てるか迷ったので、考えてみました。
Baby in Carのステッカー、何のためにつけてる?
子どもと一緒に車に乗っていると、「お茶こぼしたー!」とか「あれ見て!」「ぎゃあああああん(泣)」みたいなことがたくさんあって、注意力がどうしても運転からそれてしまうことがあります。
だから、baby in car のステッカーをつけることで「青信号になってもなかなか動かないかも」「急ブレーキをするかも」みたいなメッセージになるのかな、と思います。
でも、こんなの自分の子どもが生まれてから気づいたことであって、結婚する前なんて「baby in car!うち子どもいるんですよ、いいでしょ?」っていうアピールだと思ってた。笑
そして、自分の子どもが生まれてからも、baby in car のステッカーを見たときに「運転、気づかってあげよう。」っていう気持ちになることって、ふり返るとあんまりない。
運転を気をつけよう、っていうよりも「おお、子どもが乗ってるのね!うちもうちも!ばぁばの家に行くの?子連れで買い物?お疲れさま~!気をつけてね!」っていう仲間意識みたいな感情がわき出てくるだけ。
自分の子どもが生まれる前もbaby in car を貼る目的がわからなかったし、子どもが生まれてからもなぜか仲間意識を感じるだけ(たぶん本来の目的としては「運転気をつけよう」的なメッセージだと思うんだけど)だから、うちの車にはつけなくていいかなあという結論になりました。
子どもが乗っているよっていうメッセージよりも、飾りのような感じなのかなあと思います。
メッセージが多すぎる
ちょっと話が広がるけど、日本ってどこに行ってもメッセージが多いと思うんです。
例えば公衆トイレ。
「きれいに使っていただきありがとうございます」「お忘れ物にご注意ください」「使用後は必ず流してください」 どこのトイレにも書いてあるます。
あちらこちらに書けば書くだけ「きれいに使って」「忘れ物をしなくなって」「使用後は流す」という効果があるのかしら?こんなの書かなくてもほとんどの人がわかってるんじゃない?
(そして、できない人や忘れちゃう人はこんなのいくら書いてあってもできないのでは・・・)
こんなの、「宿題やりなさい」「わかってるわ!」みたいな感じで、誰もいい気持ちにならない上にあまり効果のないことのように感じてしまいます。
この前行ったマックなんて、トイレの水を流すボタンのまわりに「トイレご使用後はこのボタンを押して流してください」「洗浄ボタン」「ながす」って3つもシール貼ってあった。笑
こんなにほとんどの人がわかりきっていることを何度も何度も何度も何度も表示する目的ってなんなんだろう。
同じような、あまり意味があるとは思えないメッセージってたくさんあるけど、みんな全部読んでいるのかな?読んでないよね。そして、そのなかに大事なメッセージがあったとしても、無意味なメッセージに埋もれて気づかれない。
あと、メッセージがやたらと長かったり理屈くさいのが気になっています。
例えば、 「次の人が気持ちよく使えるように、きれいに使ってください」とか「雨の日は傘などのお忘れ物が多くなっております。お忘れ物にご注意ください。」「防犯のため、従業員もお手洗いを利用させていただく場合がございます」みたいなの。
も~~~うるさいな!って思うの、私だけ?笑
防犯のためじゃなくても、従業員だって使ってよくない?この表示がないと文句言う人いるの?
* * *
話がそれたけど、baby in car もトイレの例と同じように「そこまで表示しなくていいんじゃない?」っていう気がしています。 飾りとしてつけるならいいと思うんだけど、baby in car のステッカー自体に何かしらのメッセージ性があっても、伝えたいことがいまいち伝わらない。
そんなわけで、うちの、いつのまにか色あせていたbaby in car のステッカーは剥がされ、どシンプルな車に戻りました。
トイレの表示にしても、車のステッカーにしても、いちいち考え込んでしまう私にはシンプルであることがとても気楽なんだと気づきました。 おしまい。