子どもに振り回されながら家事をする毎日。何かを達成することもなく、挑戦してみたいことなんてできるわけがない。
私の人生、なんのために生きているんだろう?と思っていた第二子妊娠中に夫にすすめられて読んだ本『夢をかなえるゾウ』(水野敬也さん著)をもとに、私が子育て中でもできそう、実践したいと思ったことを紹介します。
夢をかなえるゾウ
小説っぽくて読みやすい自己啓発本です。ちょっと読み始めたところで「行動につなげないともったいない!」と思い、読むのを一度停止。
出産して体調が落ち着いてから、準備万端で読みました。
この本は、主人公の青年が人生で成功するために、1日1つずつ、絶対できるけど普段面倒でやりたくないと思う課題を実行していく話です。
課題は「トイレ掃除をする」とか、「募金する」とか。
課題をこなしていくうちに、青年は前向きに行動的になっていきます。
夢をかなえるゾウ(ガネーシャ。関西弁。)からの課題は全部で29こ。
子育て中の自分が29個も常に意識するのは難しいから、毎日絶対実践したいことと、心にとめておきたいことを3つずつに絞りました。
実践したいこと3つ
コンビニでお釣りを募金する
「お金は人を喜ばせて、幸せにした分だけもらうもの。自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になることや。」
メンタリストDaiGoさんも、募金はメンタルにいいと言っていました。
たしか、人を助けることで自分に余裕がうまれ、焦りが消えて時間がうまれる、みたいな感じだったかな?人を助けることの中で一番手軽なのが募金だと。
私の募金ルールは、コンビニに行った時に財布の中に10円以下の硬貨が入っていれば募金する、というゆるいもの。
初めて募金したときは、なんだかそわそわしてしまったけど、最近は習慣化しています。
その日がんばれた自分を褒める
「頑張って成長せなあかんてどれだけ思ってもなかなか頑張れんのが人間だろ。『成長したり頑張ることは楽しい』って自分に教えんねん。」
人間って、マイナスのことに気を取られやすいらしいです。
でも、きっと1日の中で頑張ったこと(それから嬉しかったこと)もあるはずだから、そういうことに目を向けたいと思います。
精神科医の樺沢紫苑さんの著書『OUT PUT大全』にも、その日にあった「よかったこと」を日記に書くことをおすすめしていました。
トイレ掃除をする
「トイレを掃除する、ちゅうことはな、一番汚所を掃除するっちゅうこちゃ。そんなもん誰かてやりたないやろ。けどな、ひとがやりたがらんことをやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。」
「僕が苦手とする作業も苦にならなかった。これは、トイレ掃除という面倒なことを朝一番にやった効果なのかもしれない。」
トイレ掃除、掃除機、洗濯。
家にいると、誰にも褒められないけどやらねばならないことがたくさんあります。
後回しにしないで、先にやってしまったほうがスッキリする。他のことも頑張ろう!って行動的になる。・・・っていうのはわかってるけどなかなかできないんだよなー。
自分で実践しようと決めた中で一番むずかしいかもしれないです。でも、これが習慣化できたらかなりいい。がんばる。
心にとめたいこと3つ
1日何かをやめてみる
何かをやめることで、空白の時間を作ります。
ぼーっとしている時間って脳の全体に血流が行き渡るから、実は何かを思いついたりするのにいいようです。
でも、主婦って思いがけないタスク(子どもが喧嘩したとか、おもらししたとか)が常に出てくるから、空白の時間を目当てに何かをやめてみるって、ちょっと難しそう。
逆にストレスになりそうだから、子どもが小さいうちは毎日やろうとするのではなく、たまにできたらいいなってくらいに考えておきたいと思っています。
やらずに後悔していることを今日から始める
いつやるの?いまでしょってことよね。
いつかやりたいと思ってても、なかなか一歩踏み出せないことってたくさんあります。きっかけ待ちというか。
きっかけなんて、そんな都合よく転がってないかないんだから、今から始めてしまえ。
・・・なんて、独身の頃ならできたでしょう。
いや、でも、ちょっとしたことならば今だってできるかも。育児のためか、「自分のことは後回し」がクセになってしまっているけど、ちょっとしたことなら、、、。
お参りに行く
ガネーシャいわく、「そんなことして何の意味があるの?」って思うことから始めなさい、とこのと。
「そんなことして何の意味があるの?」って言って、やらないでいるから進まないことってたくさんある。
やってみよう。
追記。
今年に入ってから、スマホのアプリでKindleを利用しています。この本『夢をかなえるゾウ』はKindle Unlimited(一部の本が定額読み放題になるサービス)で読める本です。(2020年6月現在)
Kindle unlimited、普段は 980円/月ですが、ときどき2ヶ月で99円などのイベント?もやっているようです。
スマホがあれば片手で読めるから、授乳中のお供におすすめ〜。
追記②。
完全な自己満追記。
この本、私が高校生の頃に友だちにも薦められたんだけど、タイトルが夢々しい(夢をかなえるぞーう♪みたいな)と感じてしまって、気になりつつもずっと読んでいなかったんです。
夫が大絶賛してたから、じゃあ・・・って感じで読んだんだけど、読み始めたら止まらない。残りのページが減っていくのがもったいないと思うほどでした。
薦めてくれた友人は、高校卒業後に海外の大学に進学。自分らしく生きているなあと感じる、尊敬する友人です。
一緒にいて楽しい友人もいいけど、尊敬する友人がいるのってすごく嬉しい。