うちの近くにちょっと大きめの本屋さんができたので、さっそく行ってみた。ふらーっとなんとなーく気になる棚の方へ行ってみると、学生の頃に読んでその後の私の価値観に少なからず影響を与えてくれた本が、隣同士で置いてあるのをみつけた。
学生の頃の記憶がよみがえってちょっと興奮しているところで、それらの本の下に見覚えのある絵。「はじめてであう すうがくの絵本」の安野光雅さんの本。
完全にに心拍数が上がってしまって、マスクのしたでニヤニヤしてしまった。参りました、もうだめだこりゃ、と出会いに圧倒されながら本を手に取った。以下まえがき。
「発見や想像の喜びをわかち合い、迷路のような所へ誘いこんで悔しがらせる、そんなおもしろい本はできないものか」と思いながら、絵本をつくってきました
安野光雅 かんがえる子ども
普段は全然衝動買いってしないんだけど。書籍を衝動買いするなんてちょっと知的じゃない?って言い訳して買っちゃった。(言い訳が知的じゃない。笑)
衝動買いって、買ったあとで後悔することがすごく多いけど、この本はどんなことが書かれていたって後悔しない気がする。
立ち読みしたり、口コミを読んだりして、買うか買わないかを判断できる時代だけど、わたしは「まいりました」って思ったら買っても後悔しないなと思った。
▼購入した本
▼はじめてであう すうがくの絵本
ちなみに、さきほど出てきた「はじめてであう すうがくの絵本」は、私が中学校数学科の教員になることが決まったときに、地元の高校の先生がすすめてくれて購入した本。
対象年齢は4歳から大人まで。
4歳の娘がちょうど”数えるブーム”なのでクローゼットから引っ張り出して一緒に読んでみたら、案の定どハマり。教員をやっているときにもおもしろいと思って読んでいたけど、まさに数学に関する超基本的な概念を習得しつつあるわが子と読むと、これまたたまらん!
娘はこういうところは理解できるのねとか(いや、「理解」という言葉であらわしていいものかわからない。うまい言葉がみつからない)、おお、こんなことを発見したね!とか、子どもの成長をまさに目の前で見ながら一緒に読める本。
3冊あるみたい。私は2まで持ってる。
▼中谷宇吉郎さんと岡潔さんの本
絶対正しいと思いがちな”科学”だって、その土台となるところは実は曖昧なんだなっていうのがすごく印象に残っている。(大学生の頃の記憶だから、ちょっとずれてるかもしれない。)
検索すればなんでも答え(と思われるもの)がわかっちゃう(気になれる)時代だけど、それって本当?ってわたしはずーっと思ってる。自分が発信活動をするようになってからはなお一層。
岡潔さんの書籍はタイトルを失念しました。うっかり。笑