3歳の娘のお年玉の使い方を考える

3歳の娘ももう少しで幼稚園生。そろそろお金について教える必要があるなと思い、お年玉の使い方を夫婦で話し合いました。

すべて母に預けて留学費用にした私のお年玉

まずはわたし自身のお年玉の記憶から。

物心つく前から、私のお年玉はすべて母に渡すことになっていました。母はすべて銀行に預けておいてくれて、大学生になったときにその銀行の通帳を受け取りました。

 

このお金の一部とアルバイト代を合わせて、私はドイツに短期留学をしました。知らない文化に触れ、いろんな国に友達ができ、現地のホストファミリーから様々な考え方を学びました。

とても大きな大きな経験です。教員をしていたときにこの経験を話題にして「お年玉は貯金もするのよ」と話したこともあるほどです。

 

でも、娘のお年玉の使いみちを考えた時、自分のお年玉の使い方に違和感をおぼえたんです。

なぜか?

それは、お年玉をもらったときに「ありがとう」と言わされるのに、自分のものと感じられなかったからだと思います。

 

1円も使わせてもらえない。「大事にとっておこうね」と言われるけど、そのお金がいつもらえるのか、というかちゃんともらえるのかわからなかった。

今となっては「大学生になったらまとめて渡すからね」とか言ってくれればよかったのにな、親のほうも子どもがどう感じるかまで考えられてなかったのかもなって思えるけれど。

 

娘のお年玉の使い方

自分のお年玉にまつわる記憶をもとに、娘のお年玉の使い方を考えました。

まず、娘は3歳になったばかり。おこづかいはまだあげていません。なので、お金の使い方や価値はわかりません。使って学ぶ必要があります。

私はすべて母に貯金してもらっていましたが、お金は使ってみないとその価値がわかるようにはならないと思っています。

 

ということで、わが家では娘がもらったお年玉は、全額娘に使わせてみることにしました。もちろん、まだまだどのくらいの金額でどんなものが買えるか全く知らないし、そもそも100円玉以外は見分けられません。相談しながら、お金について教えながら、という感じ。

欲しいと思うものがあれば全額使い切るかもしれないし、ほとんど使わないかもしれない。どうなるか、私も楽しみ。

 

自分がお年玉をあげる立場になって感じたのは、お年玉って貯金してほしいと思ってあげてるわけではないということ。私が親戚の子にお年玉をあげるときは「あなたの好きなものを買ってね」って思ってる。

全部無駄づかいされたら悲しいし、まだ何が無駄づかいなのかわからないけど、失敗も学びになるはず。まだ3歳で額が少ないうちに失敗しておけば、大金で失敗するよりいいかなとも思う。

 

お年玉以外の収入源

ひいおばあちゃんに会いに行くと「よく来たねえ」って娘に1,000円くれるんです。このお金はもともと全部娘の自由に使わせています。

今のところ、ちょっと遠出したときの娘のお土産や娘の欲しい物を買うときに使っています。こうすると、次にひいおばあちゃんに会ったときに「この前もらったお金でこんなの買ったんだよ~」と報告できます。

お年玉も、いただいた相手に「こういうものを娘が買わせてもらいました」って報告できるといいなあと思っています。

 

ちなみに、おこづかいはまだあげていないので、お菓子やゲーセン代は親が出しています。それ以外でお金を使いたがる機会は実はいまのところ、ほとんどありません。

 

おこづかいの長期的な計画を立てました。

 

娘が旅行先で「あれもこれも買いたい!」と言い出したときのわたしの葛藤。

 

3歳半ば頃より、おこづかい制度を始めました。はじめの2ヶ月で大きな買い物をしたことなど、娘の様子を記事にしました。
本記事とお年玉の使い方が少し変わっています。(収入源が増えたため、再考しました。)

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