2年ほど前から、寝る前に瞑想をしていました。
瞑想にもいろいろあるみたいですが、わたしがやっていたのは呼吸瞑想です。
背筋をのばす。
4秒くらいかけて息を吸い、
8秒くらいかけて息を吐く。
これを1日20分くらい毎日続ける、とのことですが、私は集中が続かないので短い時間でやっていました。
この呼吸瞑想、流行りにのって始めて、始めたからには何かしらの効果がみえるまで続けなきゃ、、、となんだかしっくりしないまま続けること2年。
習慣、というより義務のような気持ちで呼吸瞑想をしている自覚がある中で、ふと思いたって始めた硬筆の練習が予想外によかったので、言語化していこうと思います。
あるとき100均で、子ども向けのかんじれんしゅう帳が目に入りました。
なんとなく、このノートに字を書いて練習したいと思い、購入しました。(娘がひらがなに興味を持ってくれたらいいな、という下心もありつつ。)
私が書いているものは、般若心経だったり、ぱっと見つけた好きな言葉だったり。
字を書いているとものすごく集中できます。
「ここはまっすぐに書こう」と思っても、力みすぎて曲がったり、最後に気が抜けてヒョロっとしてしまったり。ただのまっすぐな線でも、自分のイメージ通りに書くのは意外と難しいです。
「まっすぐな線を書く」ということだけでもイメージ通りにならないんだから、家事でも子育てでも仕事でも、なんだって思い通りにならないのは当然なのかもしれないな、なんて考えながら書いていたら、いつの間にか集中力が途切れて惰性で文字を書いているのに気づきます。
「集中して、いつの間にか別のことを考えていることに気づいて、また集中する」というのが呼吸瞑想に似ていることに気がついて、今まで呼吸瞑想にあてていた時間を硬筆にかえてみることにしました。
「ここ、ちょっと角度がきつすぎる気がするから、バランスを取るためにこっちをこうして・・・」なんて調整しながら書くのも、手軽にトライ&エラーを繰り返しているようでおもしろい。
字を書くだけだけど、意外と決断の連続で、書き終えた後はじんわりとした疲労感と達成感があります。
硬筆(呼吸瞑想もですが)をしていると、自分の思考があっちこっちに飛びまくります。そしてそれは、マイナス思考、不安なほうによっていってしまうとうことに気づきました。
集中しようとしている時にふと考えてしまうことって、実はとても気になっていることで、しっかり向き合って考えるべきことなのかもしれません。
子育て、女性の生き方など、考えるべきことが多いように思われる今、硬筆に集中する。さらに、もしかしたら向き合って考えるべきことも見つかるかもしれない。
呼吸瞑想はいまいちうまくいかなかったけど、硬筆はたのしんで続けられそうです。
ただ、呼吸瞑想(吐く息に集中する)というのは、リラックス効果があるようなので、この呼吸法は気がついた時に取り入れています。
(寝る前に横になってやると、すぐに夢の世界に入れます。瞑想には、、、なってないですね。笑)